紫水は水戸市を中心に茨城県内で遺品整理・生前整理・特殊清掃を行っています。

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お知らせ

特殊清掃に対する思い

毎年夏場になると「特殊清掃」の依頼が増えます。

特殊清掃とは病院や研究施設などで発生する医療廃棄物や生物学的な危険物の除去や処理をするバイオハザード清掃、産業施設や工場から排出される有害な廃棄物や化学物質の処理も広義では特殊清掃と呼ばれますが、我々遺品整理業者が行う特殊清掃とは孤独死や自殺をされた方の腐敗した体液や血液の処理・清掃をいいます。ごくまれに病院や介護施設からの依頼もありますが、通常はそういった医療機関の場合、提携している清掃業者がいるため、頻度としてはかなり少ないです。

あくまでも一般論ですが、特殊清掃に該当する方は親族と疎遠の方が殆どです。両親や兄弟、或いはお子さんとの関係が希薄、若しくはまったく交流がないケースがかなり多いです。事実、何年も前に賃貸物件の保証人になっており、大家さんから連絡が来てはじめて亡くなったのを知った、或いは警察署からの連絡で知った、こういったケースが殆どです。

もちろん、故人との関係性に我々遺品整理業者が立ち入ることはありません。ドライに聞こえるかもしれませんが坦々と清掃・片付け業務を遂行するだけです。中には電話で、「金は払うからさっさと片付けてくれ」と一方的に強い口調でいわれることもあります。立ち合いに来られない方も多いです。

その特殊清掃ですが、隣人の方から異臭がするとの通報で気付く場合が大半であり、郵便受けに新聞や手紙が放置されたままといったケースもあります。

特殊清掃の作業は過酷そのものです。

特に夏場の特殊清掃は吐き気と暑さとの戦い。感染症予防のため、防護服を着て作業をしますが、防護服を着ても臭いは感じます。自分の意思とはまったく別に吐き気を催します。それゆえ、出来るだけ作業前は食事を取らないようにしています。防護服を着ているため、簡単に頭部を外すわけもいかず、我慢の限界まで耐えながらの作業です。

しかし、いつも思うのは本当に苦しかったのは亡くなられたこのお部屋に住んでいらした方だろうなってことです。

親族や友人と疎遠になり孤独死を迎える、全部が全部とはいえないまでも故人自身に原因がある場合も多いと思われます。親族の方から吐き捨てるように、「生前いったいどれだけアイツに迷惑を掛けられたか、死んでからも迷惑を掛けやがって」といわれることもあります。

私たちは黙って頷くしかありません。その通りでもあるのでしょう。

でも、生前どんなご事情があれ、最期はここで苦しみながら亡くなったのかと思うと、故人寄りの気持ちになるのも事実です。依頼者の複雑な胸中とは別にせめて最後のお片付けぐらい心込めて見送ってあげようと思い、特殊清掃を行っています。怒り心頭のご遺族の気持ちも同時によくわかります。

特殊清掃について詳しく
https://www.shisui.biz/tokushusesou/
水戸市・日立市・ひたちなか市など茨城県全域対応

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